家村中佐の兵法講座 ― 戦(いくさ)を知り、真の平和を学ぶ! ―
 
【おもしろいほどよく分かる孫子兵法】 

 今日でも世界中の軍人、政治家からビジネスマンまでが、2500年以上も昔に書かれた孫子の兵法から戦略・戦術の立て方を学ぼうとするのはなぜでしょうか。それは十三篇から成る孫子兵法がその記述体系から各篇の内容にいたるまで、全て「勝つための戦略的思考」そのものだからです。 

 本講座では、こうした孫子の戦略的思考を、クラウゼウィッツ「戦争論」、マキャベリ「君主論」や日本最古の兵書「闘戦経」などとの対比、戦史や現代の社会情勢などを交えつつ、図や絵を用いて初歩から分かりやすく解説してまいります。
 
第一回 『孫子』の全体像と第一篇「始計」(平成27年2月14日実施) 配布資料
第二回 戦いと攻略−戦争経済と戦略目的・目標(平成27年4月25日実施) 配布資料
第三回 戦いの原理・原則(平成27年6月28日実施) 配布資料
第四回 勝つための戦術・戦法 その1(平成27年8月29日実施) 配布資料
第五回 勝つための戦術・戦法 その2(平成27年10月11日実施) 配布資料
第六回 情報と戦略的思考(平成27年12月12日実施) 配布資料
 
 
【楠流兵法と武士道精神】 

 今から約680年前、後醍醐天皇の討幕挙兵にいちはやく出陣した大楠公・楠木正成は、その天才的な兵法(戦略・戦術・戦法)で鎌倉幕府を滅亡に追い込みました。幼少から『孫子』と『闘戦経』の二大兵法書を表裏で学び、智恵と仁愛と勇気の三徳を兼ね備え、湊川において自らの命を惜しまず義に殉じた大楠公の生き様こそが、日本人の武士道精神の模範でもあります。 

 本講座では、「万世の明鏡」ともいうべき大楠公の遺訓を後世に伝えるために記された楠流兵法書を現代口語訳し、さまざまな逸話などを交えつつ、初歩から分かりやすく解説いたします。
 
第一回 楠流兵法の伝流と『河陽兵庫之記』 (平成25年2月2日実施) レジュメ
第二回 『楠正成一巻之書』を読む (平成25年4月27日実施) レジュメ
第三回 『大楠公訓話』を読む(原文講読) (平成25年6月8日実施) 配布資料
第四回 『南 木 武 経』を読む  (平成25年8月10日実施) 配布資料
第五回 『太平記秘伝理尽鈔』@千早城の戦い(同年10月13日実施)レジュメ
第六回 『太平記秘伝理尽鈔』A天王寺の戦い(同年12月14日実施)レジュメ
  同  配布資料「楠木正成の人生年表」
第七回 『太平記秘伝理尽鈔』B京洛の戦い(平成26年 2月15日実施)レジュメ
第八回 『太平記秘伝理尽鈔』C続・京洛の戦い(平成26年 4月26日実施)レジュメ
第九回 『太平記秘伝理尽鈔』D京都奪還作戦(平成26年 6月21日実施)レジュメ
第十回 『太平記秘伝理尽鈔』E豊島河原合戦(平成26年 8月9日実施)
第11回 『太平記秘伝理尽鈔』F湊川の戦い−前段(平成26年10月12日実施)
最終回 『太平記秘伝理尽鈔』G湊川の戦い−後段(平成26年12月20日実施)
 
 
 
【『孫子』と『闘戦経』を表裏で学ぶ】 

『孫子』の原著者は、春秋時代の呉国の軍師であった孫武であると言われています。『孫子』十三篇は、戦の本質を理論的に鋭く突いた優れた兵法書ですが、全ての戦いを「詭道(きどう)」とするこの兵法書だけを学んでいては、日本人本来の精神的な崇高さや美徳を損なうおそれがあります。 

 『闘戦経』は、天地自然と共に生きてきた日本人が、『孫子』を補うために生み出した兵法書です。『孫子』と『闘戦経』の二大兵法書を表裏で学ぶことこそが、日本人に最も適した兵法の学習方法といえましょう。本講座では、『孫子』を機軸にしながら『闘戦経』の関係箇所に触れ、戦史上の著名な戦いを例示しながら、軍事に関する基礎的事項を具体的に解説いたします。 

 テキストとして、『新訂 孫 子』(金谷 治 訳注 岩波文庫 600円)及び『闘戦経 武士道精神の原点を読み解く』(家村和幸 編著 並木書房 1680円)を使用いたしますので、参加者ごと事前にご購入願います。
 
第一回 『孫子「計 篇・作戦篇」と闘戦経の教え』 (平成23年12月10日実施) レジュメ
第二回 『孫子「謀攻篇・形 篇」と闘戦経の教え』 (平成24年 2月12日実施) レジュメ
第三回 『孫子「勢 篇・虚実篇」と闘戦経の教え』 (平成24年 4月15日実施) レジュメ
第四回 『孫子「虚実篇・軍争篇」と闘戦経の教え』 (平成24年 6月16日実施) レジュメ
第五回 『孫子「九変篇・行軍篇」と闘戦経の教え』 (平成24年 8月11日実施) レジュメ
第六回 『孫子「地形篇・九地篇」と闘戦経の教え』(平成24年10月14日実施) レジュメ
第七回 『孫子「火攻篇・用間篇」と闘戦経の教え、総括』(平成24年12月8日実施)レジュメ